つみたてNISA、始めました。
老後の年金問題を軽減すべく、
退職金の無い企業に勤めている身としては、
自分の身は自分で守らないといけないことを痛感して、
つみたてNISAを始めました。
なぜつみたてNISAを始めたかと言いますと、
- 年金2000万円問題が現実的に気になり始めた
- 老後資金をどのように作っていくか悩んでた
- 投資信託を始めるキッカケが欲しかった
色々と自分に理由をつけて、スタートの時期を伸ばしてしまってたのですが、
やっとつみたてNISAを始められました。
つみたてNISAを始めるにあたり、
どこの証券会社で口座を開設して、
どの投資信託の商品を買うかをとても悩みました。
こんな本も読んでみました。
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【つみたてNISAこの8本を選びなさい】を読みました!
つみたてNISAを始めるにあたり、 どの証券会社のどの商品を買うか迷っている方に向けて書いたものです。 つみたてNISAが気になっていませんか? まだ始められていない方で、 老後2000万円問題をどの ...
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この記事の対象となる方
- 老後2000万円問題が不安な方
- 老後資金の解決方法で悩んでいる方
- つみたてNISAを始めようと迷っている方
- どこの証券会社で口座を開設しようか迷っている方
- どの投資信託の商品を買うべきか迷っている方
こんな感じの方に読んでいただいて、何かのヒントやキッカケになれば良いなと思ってます。
僕は実際につみたてNISAを楽天証券で始めました。
※この記事は2021年11月18日時点の内容です
1、つみたてNISAって?
そもそもつみたてNISAって何なのか?
金融庁から概要をもってきました
少額からの長期・積立・を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)
購入できる金額は年間40万円まで、購入方法は累積投資契約に基づく買付けに限られており、
非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られている
引用:金融庁より
投資を始めた年から最長20年間の間に得た分配金と売却益が非課税になって、
通常口座でかかる20.315%の税金がかかりません。
非課税で投資できる総額は最大800万円(年間40万円×20年間)となっている。
というところがつみたてNISAの大きな概要ですね。
NISAですと年間最大120万円を最長で5年間投資運用できますので、
NISAとは異なり、
より長期間で少額を分散投資する投資を始めるにはとても良い制度だと思います。
2、つみたてNISAのメリット
先ずはつみたてNISAのメリットについて知っておきましょう。
①20年間は運用益、分配金が非課税
つみたてNISAは運用益、分配金が最長で20年間非課税となります。
これが最大のメリットだと思います。
通常の投資ですと運用益、分配金に対して税率20.315%かかるのですが、
つみたてNISAではそれが20年間もかからないのです。
本来20%が引かれるのですが、その金額がまるまる運用にあてることができます。
税金引かれずに、その金額が運用にあてられる。こんなメリット使わない手はないですね。
②投資信託だけど少額から始められる
投資と聞くと100万円くらいは用意しないと始められない?と思いがちですが、
つみたてNISAはそんなことはありません。
毎月の積立額を少額から始められます。
1,000円、10,000円でも問題ありません。こちらは証券会社によります。
生活に負担をかけない形で長期的に資産形成を目指すことができます。
老後2,000万円問題に対しては、とても効果的な対策と思います。
③積立型なので売り買いのタイミングは不要
つみたてNISAは積立の投資方法のみが認められているので、
買いのタイミングで買って、売りのタイミングで売ってのように、
プロでも難しいとされる判断をすることは必要ありません。
設定した間隔で自動的に買い付けてくれるので、タイミングを判断する必要がありません。
「いつ取引したら良いの。。?」
と怯えた生活を送る必要はありませんよ。
④初心者でも低コストで長期間運用できる
つみたてNISAで購入できるのは、
金融庁お墨付きの長期、積立、分散の投資に適している金融商品のみです。
価格の変動リスクはありますが、
金融庁のお墨付きの商品の中から、非課税期間20年の長期間、
掛け金も低額から運用を始められるつみたてNISAは、
やはり投資初心者が運用を始めるには最適な投資方法だと思います。
⑤いつでも換金できる
iDeCoのように60歳まで引き出せないことはありません。
積み立てた資金を好きなタイミングで換金することができます。
老後資金としてだけでなく、子供の教育資金、マイホーム購入のための頭金を作るためなど、
様々な目的での活用ができます。
ここで一点注意ですが、
売却した非課税投資枠の40万円は復活することはないので、
売却した枠はそのまま運用を続けるという点だけは注意は必要です。
3、つみたてNISAのデメリット
こんなにお得なメリットがたくさんありますが、
もちろんデメリットも紹介しますよー。
①元本割れをする可能性がある
つみたてNISAは積立型と言っても投資には変わりありません。
絶対に損をしないということはありませんので、
いくら安心とはいえ、自己責任で運用をするようにしてください。
②選べる運用商品が限られている
金融庁お墨付きとはいえ、商品数には限りがあります。
特に証券会社によって、取扱い商品が異なりますが、
自分で全て決めたいタイプの方には少し物足りなさを感じるかもしれないですね。
商品については、
どこで買うかよりも、
どの商品を買うかを決めて、
証券会社で口座を開設しましょう。
と、
商品選定については、こちらの本にその辺りが書かれているので、
考え方を一つの参考として学ぶのにはとてもおすすめです。
つみたてNISAはこの8本から選びなさい /ダイヤモンド社/中野晴啓
③非課税投資枠の翌年の繰越はできない
年間最大40万円まで投資できますが、
この金額を使いきれなくても、
翌年にその分は繰越ができません。
例えば、一年間の投資額が月2万円×12ヶ月→24万円だったとしても、
最大40万円から24万円を引いた残りの16万円分を翌年に繰り越して、
翌年は56万円で運用ということはできません。
毎年しっかり40万円使い切れるように計画を立てましょう。
4、つみたてNISAの注意点
ここでつみたてNISAを始めるにあたっての注意点を二つ挙げておきましょう。
①つみたてNISAと一般NISAはどちらかしか口座の開設はできない
つみたてNISAを始めるにあたっては、各金融機関で専用の口座を開設する必要があります。
日本に住む20歳以上の人であれば開設できますが、
NISA専用口座は1人1口座までと決まってますので、
どちらを選ばないといけないところは注意です。
②口座開設できるのは一つの証券口座のみ
つみたてNISAで使うNISA口座の開設は1人1口座と決まってます。
金融機関によって取り扱う商品ラインナップが違うので、
口座解説の前に下調べはしっかりと行うようにしましょう。
5、つみたてNISAに向いてる人
メリット、デメリットが出たところで、
実際のところ、つみたてNISAにはどんな人が向いているのでしょうか?
①投資の初心者
金融庁お墨付きの長期、積立、分散の投資に適している金融商品のみの扱いですので、
元本割れのリスクはあるにしても、
初心者にはスタートしやすいので、とてもおすすめです。
金融商品にもよりますが基本的には、
ハイリスクハイリターンではなく、
ローリスクローリターンとなりますね。
そもそもの掛け金が低額ですので、
「一発逆転で億り人を目指すぜ」みたいな人には向いてないですね。。
初心者の方ですと、投資自体に免疫がないので、
少額からスタートしてコツコツできる点も大きな魅力の一つですね。
つみたてNISAで免疫作ってから、
NISA口座ではなく一般の口座で投資を始めても良いかもしれませんね。
※あくまでもご自身の責任の元、運用してください。
②投資にあまり時間がかけられない人
投資といえば、パソコンと睨めっこして、
良きタイミングでの売買をイメージされる方が多いと思いますが、
つみたてNISAはそんなことはありません。
ご自身にとって良い商品を選定できてさえいれば、
パソコンとの睨めっこの必要もないですし、
ある程度はほったらかしにしても問題ないと思います。
睨めっこや、難しいことが最小限になっているから、
初心者も始めやすく、国をあげての老後資金問題の対策として始まったのでしょう。
③まとまった資金がない人
投資といえば、先ずは100万円の軍資金を投資して、、
みたいな軍資金があっての話のように感じますが、
つみたてNISAであれば少額から始められるので、
まとまった資金がなくても始めるに際しては何も問題ありません。
まとまった資金が必要というよりは、
毎月同じ金額を途切れずに、長期間投資し続けられるかがポイントになります。
余剰資金がないようでしたら、
ご自身の毎月の収支を見直すタイミングかもしれませんね。
毎月の収支を見直すのであれば、
携帯代はばかにならないですし、
固定費の削減には即効性があってとても良いと思います。
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6、つみたてNISAを始めましょう!
つみたてNISAを始めると、
投資はじめました的な、
大人の階段を一つ登った気分になりますね。
自分の老後資金は自分で作らないと、安心して老後が過ごせないような時代となってきました。
自分が年金がいくらもらえるか、
老後2,000万円問題の解決の手段の一つとして、つみたてNISAを推奨します。
つみたてNISAの次は、iDeCoも始めたいと思ってます。
こちらも老後2,000万円問題の対策の一つとして、考えていくべき取り組みでしょう。
自分の身は自分で守りましょう。
自己防衛。
ではー。